ディアブロ3プレイレビュー 第44話
｢我が社はシーズンに打って出るッ！！！ クワッ！！！｣
と怪気炎を上げたのはいいものの……そもそも『ディアブロ III』の“シーズン”ってのはなんなんや？？
……というところから、本日の記事を始めたいと思う。
シーズンって……なんじゃらな？
ニンテンドースイッチで『ディアブロ III』を新たに始めることになったとき、俺はまわりの仲間からこんなことを聞かれた。
｢キャラクリエイトしなきゃだけど……これ、どれで作ればいいの？ 通常キャラクター？ それとも“シーズン・キャラクター”ってやつ？｣
迷うことなく、俺は答えた。
｢通常でいいで。だって、通常だからサ｣
まことにもって理にかなった返答だと思うが（そうか？）、そのじつ、裏には以下のような理由があったのである。
（シーズン……って、なんなんやろな……？）
そうなのだ。
じつは俺……シーズンのことをよく理解していなかった！！ なのでなるべくそっち方面は見ないことにし、通常モードに仲間も誘い込んで、自分たちだけの“閉じた世界”で冒険をしていたのである！
しかし……！
雌伏の時代は、終わりを告げたのだ。
レベル差が付いてしまったことを理由に『ディアブロ III』で遊ばなくなった仲間に発破をかけるためにも、みんなでイチからシーズンに飛び込むのじゃ！！
というわけで、調べましたよシーズンを。俺と同じように、｢シーズンってようわからんから、通常モードでいいや｣と思ってしまっている皆さん、これを読んでいっしょにシーズンに飛び込もうじゃありませんか！
シーズンとはなんなのか？
シーズンは簡単に書くと、“一定の期間でデータが刷新され、すべてのプレイヤーがイチからスタートするモード”である。現在は“シーズン16”が進行中で、これは数ヵ月の運用ののちに新シーズンに切り替わるものだ。つまりこれまでの数年間でシーズン1～15までが行われていた、ってわけ。“イチから”ってのは文字通りで、アイテムもお金もパラゴンもすべて持たず、まっさらなレベル1のキャラで始める……ということ。こう書くと、
｢それ、新キャラ作って始めるのと同じ意味だよね？｣
と思われるだろうし、実際その通りなのだが、シーズンにはシーズンなりのさまざまな工夫が凝らされているのである。
↓これを見ると一目瞭然。
シーズンではさまざまな“目標”が、4つのチャプターに分かれて設定されている。たとえば、“ベリアルを倒せ”とか“従者のひとりを完全武装させろ”とかとか……。これらをチャプターごとにクリアーしていくと、セット装備やらシーズンでしか手に入らない報酬がもらえたりするのだ。
通常モード（ノンシーズン）は、ある程度キャラが育ってしまうと目標を見失いがちだが、シーズンはイチからだし、目的もたくさんあるので、非常に新鮮な気持ちで遊べる。ゲームに向き合う上での格好のカンフル剤になっていて、ついつい、
｢……な、なんで俺は、いままでシーズンをやらなかったんだろう((((；ﾟДﾟ))))｣
と、泣きたいような気分になってくるのである。しかも、シーズンが終わったらシーズン・キャラは通常モードに移行されるので、こっちでゲームで始めても何ら問題はなかったというね……。
というわけで昨日、
｢せっかくシーズンキャラ作ったから、ちょっとだけ遊んでみるかな＾＾｣
ってんで、ソロでシーズンのアドベンチャーモードに入っていった。
……そして、気が付けば数時間経過ｗｗｗ
目標を順調にクリアーし……！
レベルも48に！ｗ
またまたウィッチ・ドクターにしちゃったんだけど、たくさんの目標が設定されているのでつねにフレッシュな気持ちで遊べるし、何より『ディアブロ III』でもっとも快感な“キャラが育っている過程”をもう一度体感できているので、300時間もプレイしたゲームとは思えないくらいウキウキしてしまっている。ここのところ『ムーンライター』に浮気しがちだったのだが、再び『ディアブロ III』に戻っちまったよ。鮭か俺は。
……というようなことを、事務所でたっちーに話して聞かせた。
｢シーズンがおもしろくてさー！ もうレベル50になるところだわ＾＾ 今日中にはレベル70にして、目標も片っ端からクリアーしていこうと思ってさ！＾＾｣
ってね。するとたっちー、(・囚・) ←こんな感じの無表情で聞いていたかと思ったら、いきなり般若の形相で、
(#`・д・)うぉい！！！
と言い、驚いて金縛りになっている俺に怒声を轟かせた。
｢キサマ……シーズンに踏み出した理由を、もう忘れやがったな！？ わしと歩調を合わせて、イチからやるためやなかったんけ！！！ また先行しやがってからに……！ もう1回、最初からやり直せや！！！｣
あ、そうだ……ｗ ホントにすっかり忘れていたわ……ｗｗｗ
シーズン16のあいだに、足並みをそろえて遊ぶことはできるのだろうか……？ｗ ちょっと心配になってきた俺だった。
おしまい。
