【ドラクエビルダーズ2プレイ日記6】ピラミッド強制収容所

『ドラゴンクエストビルダーズ2』プレイレビュー 第6話

連休があったおかげで、ひさびさの更新になってしまったわ。

先日初めて、念願だったローカル通信プレイで遊んだ。プレイステーション4版ではなく、ニンテンドースイッチ版を買った最大の理由がまさに“ローカル通信プレイができること”だったので、

「ひとつの目的を達した!!!」

と言ってしまって、なんら問題はない。マルチプレイのハードルが非常に低いことは、ニンテンドースイッチの大きなアドバンテージだからな。

このときは、俺よりも圧倒的にゲームが進行していた、同僚のたっちーの島に遊びに行った。

「がんばってピラミッドにジェットコースターを設置してんねん!! 壮大なパノラマが展開するので、ぜひ乗りに来てや!!!」

と興奮して言うので、お邪魔することにしたのである。

こき使う女

ローカル通信プレイは、じつに手軽だ。下の画面にある通り、

誰かを招きたいときは“じぶんの島によぶ”、誰かの島に行きたいときは“だれかの島にいく”を選択。あとは、画面に表示される導きに従うだけだ。

これにより俺は初めて、ほかのプレイヤーのからっぽ島に上陸を果たした。

ちなみに、プレイヤーキャラは素っ裸である。これはおそらく、別の国から外来の動植物を持ち込んで、在来種の生態系を乱してしまうことを防ぐため……だと思われる。

「1匹くらい大丈夫だろ」

「ウチで飼うだけだし」

という悪意のないやらかしによって、アメリカザリガニやカミツキガメが繁殖してしまったことを反面教師にしているのであろう。……って、俺は何を言っているのだ。

「こっちこっち! ついてきて!」

たっちーに言われるまま走り出す俺。やがてその眼前に、見たこともない巨大な建造物が現れたではないか!

 ピラミッドずーーーーん!!

「うおおおおお!! でっけえええええ!! すげええええ!!!」

スクショを載せようかと思ったが、まだここまで到達していないプレイヤーのためにあえて封印しておく。その威容は、ぜひ自分の手で作って確認してみてほしい。

俺はこのとき、ピラミッドを見たのは初めてだったので、先輩ビルダーのたっちーに質問をした。

「おい! すげえなコレ!! どうやって作ったん!? ままま、まさか自分でデザインして組み立てたのけ!!?」

俺の質問を、たっちーは鼻息で吹き飛ばした。

「ふん。わしくらいのビルダーになると、村人が作ってくれるねん。ヤツらが馬車馬のように働いて建立してくれたんや」

なるほど、そういうわけか。

見ると確かに、ピラミッド内のあちこちに島民がいた。……でもナゼか、夜だというのにベッドに行かず、砂漠の砂の上に横たわっている。それもひとりやふたりではなく……ほぼ全員

これはいったい、どういうことだろう?

砂漠は、昼と夜の気温差が激しい。砂の上になど寝ていたら、腰は痛ぇわ風邪は引くわでたいへんだと思うんだけど……。

不思議に思って、再度たっちーに尋ねた。

「なあなあ。なんか知らんが、キサマの村人たちが全員、ムキ出しの砂の上に横たわっているんだけど。なんで彼らは、ベッドに行かないんだ? 部屋で寝ればいいだろうに」

言われたたっちー、「こいつは何を言ってんだ?」って感じの表情で、俺の質問に答えた。

「ん?? 彼らはいつも、そこらで寝てるで。つねに砂の上や」

今度は俺が、「こいつは何を言ってんだ?」という顔をする番だった。

ん?? でも、ベッドがあれば優先的にそっちで寝るもんじゃないの?」

俺の疑問に、たっちーの返答はにべもない。

「ベッドなんかないで」

「え??」

「え??」

俺は混乱した。メダパニを喰らった気分だった。

ま、まさかな……^^;

こんだけ精力的に働いてくれている村人に、ま、まさか、ベッドを作っていないなどということは……^^;

まさかと思いつつも、俺は再びたっちーに質問した。

「そんなことはないと思うけど……もしかして、ベッドを1個も作っていないとか??www

聞かれたたっちー、今度は本当に「おめーは何を言ってんだ」と言った。そして、衝撃のひと言を発する。

ベッドなんて、作るわけないやろ。ミッションで出たときに、仕方なく作っただけや。うちの村人は、つねに野宿してるで」

言葉を失い、頭の上から激しく「!!!??!?!」とビックリマークとクエスチョンマークを放出していると、トドメとばかりにたっちーが言い放った。

「でも、ここはまだいいほうや。ピラミッドが大きな屋根になってるからな。ほかの拠点では、みんな雨ざらしで寝てるで。そんなもんや」

俺、改めて肺に空気を吸い込んで、思いよ届けとばかりに声を轟かせた。

……それ、ガチのピラミッド作業員じゃねえかああああ!!!

まさかのドSなコキ使いぶりに、震えが止まらない俺。そんな俺を尻目に、たっちーは「さも当然」とばかりに、

「まだまだ働いてもらうで! みんなで力を合わせてがんばるんや!!」

と、大真面目に言うのであった……。

続く。

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